初めてのストリートファイト(未満)

ロボットが大好きなツバメくんのお誕生日祝いに、ロホ゛ットアニメエキスホ゜に連れてってやったら、


跳び上がるほど喜んでくれたのでよかった。



さて、そこまではよかったんですが事件はその帰り、深夜2時頃に起こりました。
長い割りにつまんねえので畳みます


カラオケから酔っ払って歌いながら二人で家の近くまで歩いて帰っていたところ、いきなり背後からチャリがわたしたちの間に割って入ろうとするんです。

「わ、びっくりした」とツバメが言って、わたしは「ああーーン!?危ないのぉ」とメンチ切ろうと振り返ったらそこにはヒゲヅラのおっさんが。
DEAD OR ALIVEのキャラで言ったらこんな感じの。↓

か、、、勝てる気がしねえ!!

おっさんは「おい、やるんかゴラ」とポア子ににじり寄ってきます。するとツバメくんがポア子の前に立ちはだかり、
「な、なんだと〜!?こ、このやろー…(語尾震えてる)」

ちょ、女のわたしより確実に弱いアンタが何イキがっちゃってんの!これ絶対負ける!と闘う前から負けることを考えたポア子は咄嗟に、「ギャーーーッ!」って近所中に響き渡るものすごい声で叫んだんだけど、おっさんそんなんお構いなしにチャリ放り投げてこっちに殴りかかってこようとするからポア子は必死で、
「来んな!キチ×イじじいが!ギャーッ!」ってともかく金切り声あげてツバメの腕とって逃げ出したんです。
とりあえず近くのポリ署にうちらはダッシュで走り出し、ヒゲヅラも追いかけてきて、ヒゲヅラに捕まるギリんとこで「助けてください!」と駆け込み成功しました。

深夜のポリ署にはおまわりさんが4人いて、ソファに一人、何があったのか頭に包帯巻いてる歯がないおっさんが座ってて、そのおっさんどう見てもヤ×ザです本当にありがとうございました的な風貌で正直こっちのが恐いわ、とポア子が思っていた瞬間、ヒゲヅラがポリ署の中までやって来た!

「おい女!この女わしにカバチ言うたんじゃ!ワレ出てこんかーい!」
きゃーこわいー☆
そしたら歯ナシのおっさんが「なんじゃゴルァ!」とヒゲヅラにくってかかった!
いつのまにか「ヒゲヅラ VS 歯ナシ」に!
「ちょっと奥田さん!」「奥田さん関係ないけん!」と奥田さんという名の歯ナシはおまわりさんたちに取り押さえられ、結局外でおっさんらがおまわりさんと話し合っている間、ポア子は中にいるおまわりさんに事情を聴取されていました。
「いきなり自転車でぶつかってこられて…、ケガはしてないんですけど、すごく怖くて。何もしてないのに急に殴りかかられそうになったから、急いで逃げてきたんです…」
と、実際ぶつかられてはいなけど出来る限り被害者ヅラして説明していたところ、ポリ署に電話がかかってきました。
「はい○○交番、女性の悲鳴?あ、今こちらに来ている方かと。すごい叫び声、『キチガ×』と叫んでいた、と」
通報されますた。ヤベー、「×チガイ」とか言いそうに無いキャラ作ってたのにバレてもうた!いらんことしいが!

結局、キ×ガイが帰るのを見届けてからパトカーで送ってもらいました。14年ぶりにパトカー乗った。パトカーの中で若いおまわりさんに「あのおじさんは何だったんでしょうかね」と話しかけてみたら「いやー、キチ×イなんじゃないですか?ハハハ!」と爽やかに言いました。

おしまい(長すぎて疲れてきたので