最終兵器サカイ その2

poeco2006-12-25

ポエ子のことを大好きっていう会社の男子タケちゃん(本名・28歳)が、今日の帰りにいきなりピンクの薔薇とクリスマスカードを渡してきたんです。
カードを開いてみると
「ポエちゃんの幸せを祈って・・・メリークリスマス」
ってメッセージが……
とりあえずアンタはアンタの家族(嫁と子)の幸せ祈っときましょうよて思ったけど「えぇー、ポエちょう嬉しい…ありがとうー☆」ってもらえるもんはもらっておいたの。

タケちゃんてば、もう毎朝ポエ子に必ずお菓子買ってきてくれて、外出たときはケーキ買ってきてくれて、毎度ウキウキしながら渡してくれるんだけど、楽しそうでいいわよねー。
恋してる人間て傍から見てると楽しそうでいいわよねー。
ポエ子は全然楽しくない。でもお菓子とケーキはだいすきです!(^0^)/


ところで今日はサカイがお休みでした。
いつものことだけど、今回はちょっと違うのよね。

それは先週のお話でした。
ポエ子の隣の席に、サバゲ田くん(仮名・30歳)(おそらくDT)て男子がいるんだけど、趣味はサバゲSOCOMていうガッツリ軍オタなのに気のいいヤツなんだけど、ヤツが仕事中に「動物園のにおいがする…」て呟きはじめたのね。
何のことかしらって思ってたら「サカイさんが…サカイさんが…安佐動物園の臭いがする」て言うの。
安佐(あさ)動物園てのは地元の動物園な。ポエ子は無意味に書類を持って立ち上がり、サバゲ田の右隣りのサカイの席までわざわざ嗅ぎに行きました。
 わー…あさどうぶつえんのにおいがするぅー…

もう、その後サバゲ田と一緒になって「安佐ズーの香りが!」「スメルヤバイ!」「ASA・ZOO!!」て騒いでたらナニゴトかと問題になり、帰りの会でこっそり話し合いがおこなわれたんです。
そしたら知らなかったのは風呂3日入らなくても平気なポエ子くらいで、みんなあれはマズいと前々から思っていたらしく、マネージャーが「誰も言わないんなら仕方がない」と、サカイをミーティング室まで呼び出して、「匂いに気をつけてください」って注意したらしいんです。
そんなんどんな小学校だよ、って思うけど、サカイがそんなことくらいで傷付くタマではないことをポエ子は知っている。
マネージャーが言うには「注意をしたら目にいっぱい涙をためていた」らしいけど、それが嘘泣きだということをポエ子は知っている。
そのせいで今日休んだふうに見せかけて、ただのずる休みだということをポエ子は知っている。
本当のサカイを、ポエ子だけは知っている・・・
(続く)