ラブバズーカ その２

今日目覚めたら（夕方５時）体が痛くて起き上がれなかった。そういや昨日会社の飲み会で、酔っ払って大コケしたんだったワ、と記憶をたどってみたの。

先月で本社に移動した憧れの出来村さんが来る飲み会があると聞いて、何の関係もないのに参加してきたポア子。
久しぶりに出来村さんと会えるのね！ポア子とっても楽しみ！
というわけでちゃっかり一次会から出来村さんの前の席陣取って、「今はどんな仕事してるんですか！？」「さみしくないですか！？（ポア子と会えなくて）」と質問攻めをしてみたの。でも何を聞いても「教えません」「さあどうでしょう」「あちらへどうぞ（えなり君のほう）」と終始つれない態度の出来村さん。
ここまで拒絶するってこの人、逆にポア子のこと好きなんじゃないかしら？（前向き思考）

国立の院出てジモ電に就職、出世も順調、嫁と子供と新居で日曜日には朝からベーグルを焼く…そんな迷いのない正しい人生の人見てると、ポア子眩しくてクラクラしてくるの。警察につかまったり、親に暴力ふるって病院送りにしたり、刃傷沙汰で離婚…っていう自分の人生と比べてみたら、本当に脳が揺れてクラクラしてくるの。

しかも５年前に結婚した出来村さんの嫁がポア子とタメ年だって聞いて軽くショックを受けたワ。
26歳だった５年前といえば、ポア子が13歳の男の子に本気惚れしてストーキングしたり、15歳の男の子と遊びほうけてたり、16歳の男の子（ツバメくん）を手ゴメにしてた頃、その嫁はちゃっかり将来を見据えてこんな男を手に入れてたのねー。
それにしてもこの会社の社員はみんな結婚してるのよね。えなり君以外。20代でもみんな子がおるもんね。えっ、この人がっ…て見た目の人でも結婚しとるもんね。世の中の女はほんとに賢いなって思うよね。「安定」が人生においてどれだけ大切かってことをちゃんと知ってて、さっさと早いうちから「この会社の男＝安定」を手に入れてるもんね。まあそんな考え方しかできないからポア子は結婚できないんだろうね。

とにかく飲み会はいい具合に酒もまわってポア子はとっても楽しかったんですけど、２軒目の飲み屋を出たところでいきなりビターンてすごい音とともにコケちゃったの。自分でも一体何が起こったのかわからないコケ具合だったんですけども、コンティーちゃんが「こんなコケ方する人見たの小学生んとき以来やわ。大人のコケ方違うわ」って言ってた。
ストッキングは破れて両ヒザと両手から血が出て動けないポア子は「助けて、出来…村…さん・・・」と近くに立ってる出来村さんに手を伸ばしたの。そしたらその手を笑顔で振り払われた。　ト、トキメくわー・・・
体も痛いことですし、明日は部屋にこもって「暗い日曜日」でも聞いて休日を過ごそうと思います。