中ニ脳

poeco2007-11-19

始まりは、斜め前の席の女子(三十路)が泣きはらした目をして出勤してきたことだった。
いつも明るい彼女が一体どうしたのかしら?と訳を聞いてみると
 「『恋空』一気読みしてー、もう号泣?嗚咽?」

・・・!こんな身近に恋空脳がいただなんて!ポア子ショック。

「ネットで見れるけんみんな読んでみて!」というその子の布教のおかげで、オフィス内でほとんどの女子が仕事してるとみせかけ恋空読んでいる、という怪現象に。

プロローグの改行で既に体中にヘンなブツブツができそうだったポア子だけれど、読みもしないのにどうこう言うのもアレな気がして、もしかしたら知らないだけでとってもいい本で、わたしが汚れた大人になってしまっただけで、読み進めていくうちにピュアな心を取り戻せるのかもしれないワ、と自分を奮い立たせて読んでいたんだけどこれは馬鹿が書いているのか?
レイプ→彼氏の二股発覚→シンナー発覚(いまどきシンナー?)→援交未遂→別れる→つきあう→また別れる(もう勝手にしてちょうだい)→不治の病フラグ、
あたりでとうとう断念してしまいました。
ミカ、ぁたしやっぱりムリだょ・・・ごめんね・・・


でも一昨日実家で倉庫の中のダンボールから探した「ぼく地球」全巻読み返して顔の筋肉おかしくなるほど泣きたおした自分(しかもサントラ聴きながら)を考えると、クラスの中でもグループが違うだけで同じ中二であることには変わりないのかもしれない。