絵に描いたように不幸な幸子ちゃん

今日の昼休憩は、女子4人で会社の近くのパスタ屋にランチに行ったんだよね。そのうちの一人の子が、今月で辞めて埼玉の実家に帰るって言うんだよね。あんまり話したことない子だったから、「実家埼玉なんだ?なのになんでこんな地方まで来て派遣やってたん?」という私の無邪気な質問から彼女の物語が始まったのです・・・

その31歳の幸子ちゃん(仮名)は8年前、大学生の頃からつきあっていた彼と共に、彼の実家のあるこの地へやってきたのでした。
8年間同棲している彼は32歳コンビニバイト。ほとんど幸子ちゃんが養っているも同然でした。しかし去年の暮れに彼の浮気が発覚。しかも相手の女はハタチ。幸子ちゃんにバレて修羅場を迎えて終わりかと思いきや、今年に入ってもまだ続いていることがメールにより発覚。2度目はもう「携帯見んなやあー!」と開き直って逆ギレする彼。もう一緒には暮らせない・・・と幸子ちゃんは埼玉の実家へ帰ることを決めたのでした。

というわけなんだけど、既に彼はその女と暮らしていて、幸子ちゃんは今まで彼といた広い部屋に今は一人で住んで一人で家賃払い続けているらしいわよ。おまけに養っていたどころではなく金も貸しているそうだわよ。なにその不幸話。
「慰謝料はー!貸してる金はー!?」ってポア子が髪の毛逆立てて聞いたら「少しずつ返してもらうことになってるんです…」って、なに少しずつとかヌルいこと言ってんの、一括で返してもらいなさいよっつったら「でもぉー…彼お金ないんで……」って眉毛ハの字にしながら、ポア子が何言っても「でもー」「でもー」て言うもんだから「『でも』じゃなあーい!」ってポア子は口角泡飛ばしながら説教したわけ。
「あたしだったらねえ、携帯見たとか彼氏に言わず、まずその相手のハタチの女の親にご挨拶に行くね!おたくの娘さんが、婚約中の私の彼とそういうことになってしまってとても困っているんです…とご報告して、次は彼の親んとこ行って8年も彼を信じていたのにこんなことに…って、きっちり親から金もろとくね!引越し代やら今後の生活費やら耳そろえて!」
そしたら幸子ちゃん何を言い出すかと思えば、
「ポア子さんすごい……、そんなにしゃべってるのにもう食べ終わってる…」
ってハの字の眉毛したまま言うわけ。
キーーーッ!誰のためにポア子がこんなに青筋たてて語ってるっていうのよ!そんなだからアンタはアホになめられるのよー!って言ったら、一緒にパスタ食べてたあとの2人も「ほんとだ…食べるのすごい早い…」とか的外れな感心してるもんだから、アホなのはその男とそんな男を甘やかしてる幸子ちゃんのはずなのに、なんだかポア子が一番アホみたいなんでした。


関係ないけど明日は会社の友達の結婚式なのに、何の準備もしていない上に朝っぱらから髪セットしにいかなきゃいけないので日記書いてる場合じゃなかったんでした。風呂はいって寝ます。